ぬらりひょんの孫の非公式ファンサイトです。 基本、鴆×夜若の小説ブログになります。 管理人・蜂蜜林檎のつれづれなるままに、 萌えをぶつけていくだけのブログです。 ・鴆×夜若、大プッシュ☆ ・鴆は攻めだぁー! ・夜若は受けだぁー! ・全てのことよ、ドンと来い! な方のみ、ご覧ください。 非難・中傷・荒らし、おことわりです。
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えーと。
まずはお久しぶりです!!
一応、生きてはいますよ。
生存はしてますよ。
先にお詫びという名の言い訳をしますが、
今回の「夏祭りの答え合わせ」(女の子設定パロ)は
以前アップした「君といる夏。」
(ふつーの義兄弟いちゃいちゃ。)
を使い回しした・・・
いちゃいちゃラヴラヴなんやかんやです。
いや・・・近所の夏祭りってまだやってるのかなぁ~
とか思ったら、
夏祭りネタ書きたくなっちゃいまして・・・。
誕生日とかは?
とゆー冷静なツッコミはなしの方向で。(滝汗。)
あと「TOLOVEる」に際ハマりしたのも・・理由大きいです。
とにかく、ひと夏の思い出をいっちょねつ造してみた次第ですので(笑)
それでも
「許すっ!!」
という心の広い方は続きを読むからどうぞ
はっきりゆって、
下ネタひどいWWWww
ので、
「だが、断る!(S田さんボイスで。)」
という方は急いでバックしてください(笑)
続きにコメントとかあります!!
夏祭りの答え合わせ。
その夜は神社の鳥居で待ち合わせをした。
日も落ちて夜の姿に変じたころに
母の仕立てた浴衣を着て。
それは十日ほど前の夜。
奴良組本家の茶の間でのほんのささいなできごとだった。
夕飯のあと、なんとなくTVを見ながらのんびりしていたら
ふいに鴆が現れた。
広間での大告白以来、あししげく本家に顔を出すようになった鴆を誰が責められようか。
ましてや、めったなことでは感情を表に出すことのない夜のリクオが
あからさまにご機嫌オーラを消そうともしない。
おかげで今現在、いきなり現れた婿(候補)のおかげでリクオのご機嫌は絶好調だ。
・・・本家の男妖怪共の複雑な表情など気にも留めずに。
気を使った若奈がお茶を出してくれて、
とりとめのない話などしながらのんびりと茶の間でTV鑑賞。
すでに長年寄り添った夫婦の様な仲睦まじさだ。
が、隣同士で座る二人の間に数ミリの幅があるあたり、
リクオの初心さと二人の清い間柄が見て取れる。
番組も中盤あたり、浴衣を着たアイドルが画面に映って「この夏は・・」
なんて浴衣の着こなしなぞの話へとすり替わる。
「・・・そういや、そろそろか。」
「何がだ?」
鴆が切り出したのは毎年恒例のシマで行われる夏祭り。
なんでも今年は打ち上げ花火まで用意しているという力の入れっぷりだ。
そういえば最近つららが忙しくあちこち走り回っているし、
自分のところにも報告は上がっている。
そんなタイミングで、
『えー!でも夏祭りって大イベントじゃないですかー!』
『そうですよね、デートに誘う口実にもなりますもんね・・・』
たまたま流れたTVからの音声。
・・・デート・・に誘う??口実??
単語としては理解できてあるだろう『デート』。
もし・・鴆といっしょに行けたなら。
思わず沈黙している茶の間で、
「鴆・・・その・・夏祭り・・・一緒に、行ってくれ・・る?」
なんて頬を染めて上目づかいでもじもじしながら言われたりしようものならっ!!
「え、むしろ行くけど!何としてでも行かせてもらいますけどっ!?」
その反応は大変、正解に近い。
そんな経緯があって、今リクオは鳥居の下で鴆を待っていた。
祭りの会場は薬鴆堂と本家の間あたり。
鴆がリクオを迎えに行くより待ち合わせた方が早い。
それに・・『デートの待ち合わせ』というのを体験してみたいという
リクオの可愛い『お願い』があったからだ。
そわそわしながら何度も携帯電話の時計を見る。
(出入りに差し支えるので腕時計をつけるということをしないことの弊害。)
少し早めに着きすぎただろうか?
鴆は浴衣姿の自分になんと言ってくれるだろう?
まだかな?
「・・・おい。」
まだかな?
「きーてんのか?おじょーさん!」
そういえば鴆は何を着てくるのだろう?
「ぅおいっ!きーてんのか!?」
まだかな・・って、あれ?
「・・・・・あぁっ!おじょーさんてオレか!!」
ふと気が付けば鳥居にもたれるリクオに群がるように数人の男たちが周りを囲んでいる。
茶髪にピアス、なぜか今時着ない腰でダメージジーンズをはいていたりする。
「わりー、お嬢さんなんて言われたことなかったもんだから・・・なんか用か?」
『・・・・・』
せっかくの美人に声をかけたのになんだこの変なダメージ・・といった感満載の沈黙。
「えー。」
ここでコホンと咳払い。
「オジョーサン、オレタチトアソボウゼ・・ヘッヘッヘッ。」
リーダー格っぽい男が続ける、大分棒読みなのはいなめない。
こういう場合、どう対処したら良いものだろうか?
そもそもなぜこの男たちは待ち合わせをしている自分に遊ばないかというのだろうか?
というか、この状況はどういう状況なのだろう?
と、リクオの思考がここまで進んだあたりで背後からものすごい勢いで何かが飛んできた。
それが羽であったことはこの場においてリクオにしか分からなかっただろう。
「・・・てめぇら。」
リクオの背後の本気の任侠者。
鴆の地を這うようなドスきいた声に男たちの血の気が一気に引く。
「ヒトの連れに声かけるたぁ、いい度胸だな。あ?」
リクオを背後にかばうように一歩踏み出す。
連れという言葉にリクオがほんのり照れていたりするのだが。
「祭りの日に物騒なことを起こしたくねぇんでな・・さっさと失せやがれ!!」
まさしく鬼の形相とその気迫に転ぶように逃げてゆく男たち。
えーと。
「鴆?いまのな・・」
「リクオ♪」
さっきまでの怒りはどこへやら。
満面の笑みで振り向く恋人。
「遅くなったな、リクオ。待ったか?」
「えっ?いや・・別に待ってないけど、今のなん・・」
「その浴衣、やっぱりよく似合ってるな。行こうか?」
「あの・・鴆?」
何か・・・完全に鴆に乗せられているような気がするような・・?
鴆が手をつないでくれて。
まぁいっか。と思うリクオに他意はないのだから、これはこれで正解なのだろう。
わたあめにたこやき。
金魚すくいに射的屋。
いろんな出店を見て回った。
途中立ち寄ったくじ引き屋でうっかりリクオが一等を当ててしまい、
最新のゲーム機が当たったのだがそれが荒鷲組の者だったので
丁重にお断りして末等の鈴に変えてもらうなどというハプニングなどもあったりしたのだが。
「リクオさまー!!」
ぶんぶんと元気よく手を振ってこちらに駆け寄ってくるのはつららだった。
浴衣にたすき掛けをして祭りと大きく書かれた羽織をはおって。
「つらら。」
リクオがそばに駆け寄る間にも姐さん、これはどこに置きますか?などと聞かれている。
「ずいぶんと姐さん姿が板についたな。」
リクオがコロコロと笑えば、
「あら~、リクオさまだって!どこから見てもお似合いですよ!!」
なんて茶化されてしまってとっさに鴆を見れば照れくさそうに自分に笑いかける。
「やっぱり、その柄にしてよかったな。浴衣。」
「え?」
「俺が見た立てたんだ、その浴衣。よく似合ってる。」
白地に朝顔と花火があしらってあるその浴衣。
リクオの結い上げた髪にも朝顔のかんざしが揺れている。
それに合わせて母が選んだものだと思っていたのだ。
「~~~っっ!!」
嬉しくて、恥ずかしくて、照れくさくて。
真っ赤になって口元を抑えるリクオ。
そんなリクオがよほどかわいらしかったのだろう。
「よければこれ、どうぞ。お二人の門出ですし。」
ニコニコ笑う荒鷲組の一人。
見た目は人の形だが何の妖怪だか・・・それよりも。
差し出されたそれは、夏祭りの定番『チョコバナナ』。
リクオの甘党は奴良組の者で知らぬものはいない。
つららと鴆にも渡されたが、
よりにもよってつららとリクオのチョコはホワイトチョコ。
周りにいた数人の荒鷲組の男たちと鴆の脳裏に
空気嫁。
がマッハの速さで通り過ぎる。
まさかワザとではないかとも思うがチョコバナナ屋の者らしいのでやはり他意はないらしい。
つららと・・リクオの手に渡された美少女に一番与えてはいけないモノ。
どうする!?止めるべきか!?いや!下手に止めるのは・・!?
とかなんとか思う鴆の目の前でリクオがチョコバナナに口をつけた。
しかも最初にチョコを舐める派のようで、美味しそうにペロペロと先の方を舐めている。
ヤバい。
それでなくとも鴆は祝言まではお預けという期間の真っ最中なのだ。
「・・・鴆、食わねぇのか?」
「あっ・・ああっ!食う・・けど。」
冷や汗が滝のように流れる。
耐えろ。何とかして耐えるしかない。
その瞬間、リクオがチョコを舐め終わった本体を、
バキッ!!!
という派手な音を立てて・・・折った。
その近辺にいた男たちが一斉に、心の中で声にならない悲鳴を上げた。
「・・・うまい。」
もしゃもしゃと美味しそうにバナナを食べるリクオ。
間違っては、いない。たしかに。
それが別の意味で間違いだったことにリクオが気づく日が、
今夜を含めてまた近づくのだった。
そろそろ花火の上がる時間だからと屋台の列から離れた。
なんだか少し鴆の顔色が悪い。
疲れさせてしまっただろうか?
「なぁ・・鴆、」
少し休もう。そう言いかけた時ゴロゴロと真上から音がした。
次の瞬間、雷が大きな音を立ててそのまま振るゲリラ豪雨。
水煙で周りが見えなくなるほどに振る雨は妖しである二人にも予測できなかったものだ。
「こっちだ!リクオ。」
ぐいと腕を引っ張られ、水煙から抜け出せばそこは一本の木の下。
だいぶ雨粒に打たれなくなり、リクオはふうと息をついた。
いつものゲリラ豪雨だからすぐに止むだろう。
「リクオ!!」
声に応える暇もなく、気が付けば鴆の腕の中。
「えっ!?えっ!?ちょっ、ぜんっ!!なにっ・・・!?」
いきなりのことに慌てて腕から逃れようともがくが、さらに強く抱きしめられてしまう。
「リクオ・・・お前、えっらいことになってるぞ?」
「は?」
えっらい??
鴆の目線を追ってみれば。
濡れて張り付く、薄い浴衣。
もちろんリクオが浴衣の下に下着など着ているハズもない。
今度はリクオが声にならない悲鳴を上げるハメになった。
「白地が仇になったな~・・・」
頭の上でため息をつく鴆の言う通り、
白く薄い浴衣地はリクオの体にぴったりと張り付き、
体の線が丸わかり・・・どころかいっそ扇情的過ぎて到底、他人の目に晒せるものではない。
幸か不幸か鴆の浴衣は濃い藍色の生地で女物の浴衣とは薄さも違う。
右手で肩を抱いて、左手を腰に回せば、
なんとか袖でリクオのきわどい部分は隠すことができた。
腕の中でリクオがパニックになっているのは明らかだ。
さて、どうしたものか。
真っ赤な顔ではくはくと口を動かしているが。
据え膳食わぬはなんとやら。
せっかくのお預けの自分へのご褒美だ、と開き直ることにした。
「リクオ。」
びくっ!
と肩を震わせながら腕の中のリクオが自分を見上げる。
ぐ、と少し腕に力を入れてより一層引き寄せる。
「・・・このままってわけにはいかないしよ、乾くまで・・こうしてようぜ。」
頭が真っ白でまともに鴆の言葉に応えることもできない。
こんなにも近くに感じる、鴆の体温。
抱き寄せられた胸から鴆の鼓動が分かるくらい。
鴆の、カラダ。・・・熱くて、固くて、大きくて。
こんなことを思ってる自分の顔なんて絶対に見せられない。
そう思って肩口に顔をうずめればさらに腕の力が強まった。
自分の心臓の音が鴆の鼓動と混ざり合ってもう分からない。
「・・・リクオ、すげぇドキドキいってる。」
すぐ耳元に響く、低い声。
聞こえてる。
鴆にも自分と同じ音が。
鴆の声、鴆の呼吸、鴆の鼓動。
なんだがもっと知りたい気がして、
リクオはそぅと顔を上げた。
鴆の翡翠色の目が自分を映しているのが分かる。
ゆっくり、ゆっくりと。
二人の唇が近づいて、触れあった。
口づける時は目を閉じるものだと教わったから。
でも、少しだけ瞼を持ち上げればさらに近く感じる鴆の全て。
まだ上手く息継ぎのできないリクオのために
頭の後ろに手を回して支えてやって、何度も角度を変えてやって。
それでもたまに苦しそうに小さく声を上げる。
まだ早い。
分かっていてももう止められそうにない。
丹念に口の内側を舐めて、唇を食んで、また舌を絡める。
「・・・・・っ・・・ぜっ・・」
少し塩辛い味がしてリクオが泣いたのが分かって、
惜しみながら唇を放した。
腕の中で息を乱して涙を零しているけれど。
それが拒絶ではなく快楽の涙だと分かったから。
たまらなくなってリクオの首すじに顔を埋めた。
どんどん早くなっていくリクオの鼓動の少し上。
襟で隠れるギリギリの所まで舌を這わせれば腕の中でリクオが声を上げた。
「・・んっ・・・ぜん・・」
甘えたみたいな声が可愛くて。
走ったせいで乱れた襟元を少し和らげられたまでは分かった。
くすぐったくて、切なくて。
そう思ったら心臓のすぐ上でチクッと音がした。
唇ではなく肌に口づけられたのだろうか?
そんな感覚に頭が真っ白になった。
所に・・・
「リクオさまー!!」
ガゴンっ!!めきょ。
つららの声が近づいてきた。
「つっ・・つらら!!?」
「あの~・・リクオさま?」
雨が降ってきたので探しに来たのだろう、手に例の羽織を握って怪訝な顔をしている。
まさか、見られた!?
「その・・鴆さま、大丈夫ですか?」
大丈夫?
見れば鴆の頭が木にめり込んだ上、首が変な方向へ向いている。
抑えているのは自分の手で・・・。
そういえばさっきすごい音と手ごたえがあった気がしないでもない。
「ぅわあああぁぁーー!!?ごめんっ!!?」
ふと気が付くと自分はリクオの膝の上に頭を乗せていた。
えーと。
なんだ、あれだ。
何となく状況が読めたが・・・
惜しむべきか、ちょっと怒るべきか。
「鴆・・・その・・大丈夫か?」
自分を覗き込むリクオは祭りと書かれた羽織をきっちりと着こんでいて、
しかも浴衣はほとんど乾いている。
自分が眠っていた(失神させられたとも言う。)間に、普及した花火が少し前に終わったらしい。
「あー・・・・・もったいねぇ~。」
「動画撮ったから、後で見るか?」
「・・・見る。」
色々な意味でのもったいない発言だったのだが。
まぁ、今はこの反応が正解なのだろうが。
身を起こして改めて恋人を見つめれば、
それこそ花火のように頬を染めた。
「リクオ。」
「・・・なんだよ。」
「好きだぜ。」
その一件が後日の騒ぎになるのだが、
そのことにはまだ気づけないでいるのが
二人の・・答えだったりする。
コメント。
>>Kょうこさま
まずはイベントお疲れ様です。
インテックスでお会いする夢がまたちょっと遠のいてしまいましたが、
いつもKょうこさまを応援してます!!
またサイトの方にお邪魔させていただくと思います(^-^)
Kょうこさまもまたお時間がありましたら遊びに来てやってください!
>>匿名?さま
えーと、コメントいただいている方がいたのですが
なぜかうまく表示されないという出来事がありました!!
コメントくださっている方がいたら・・
すみませんっ&ありがとうございます~!!
ほんと・・なんでだろう??