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ぬらりひょんの孫の非公式ファンサイトです。 基本、鴆×夜若の小説ブログになります。 管理人・蜂蜜林檎のつれづれなるままに、 萌えをぶつけていくだけのブログです。 ・鴆×夜若、大プッシュ☆ ・鴆は攻めだぁー! ・夜若は受けだぁー! ・全てのことよ、ドンと来い! な方のみ、ご覧ください。 非難・中傷・荒らし、おことわりです。

   
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女の子設定、第3弾・・ぎゃぁぁあああWWwww
こんばんは。
というか若干、おはようございます。
蜂蜜です。

てか、
寝ろ!!自分!!
今、何時だよ・・夜中の1時半だよ?

夕方にうっかり熟睡したりするからだよ。
だから、変なテンションでパソ立ち上げたりするんだよ・・・
その変なテンションのまま書きました!!
「淡い桜」・第3弾!!
てか・・・甘い(笑)
もうほんと・・
>Kょうこさま
>ハーレクイーン。それだ!まさしく!!
今回のシリーズはあくまでリクオ様を乙女全開にして
愛でたいっっ!!
というシリーズなわけであって!!!
なので、リクオ様の乙女度数がパないです。
ごめんね、リクオ様WWwww
一応後記にちょっとした言い訳とかも書きましたよ。(笑)

というわけで、
乙女度数120%なリクオ様を
(キャラメル桃ジャム120%のCDはでないんでしょうか・・・?)
受け入れる度胸のおありな方、
続きを読むから・・・ドウゾ!!


女の子設定
「淡い桜」・3



先日、正式にいいなづけとなった鴆とリクオは
周りの目に毒なほど仲睦まじい様子を見せた。
リクオはあいもかわらず鴆の屋敷へ通うし、
休みの日には昼の姿で合いにも行く。
鴆は鴆で公認ということをたてにしょっちゅう本家に顔を出す。
二人にとってはやっとおとずれた幸せな一時だった。
まさに順風満帆・・・リクオにとっては。
『祝言まで手を出すことなかれ。』
正式にいいなづけになり、
浮かれた鴆のもとへ一通のメールが届いた。
しかも牛鬼から。件名は「決定事項。」
牛鬼からメールなんて珍しい、などと
のんきに思った自分が実は浮かれていたのだと
力の限り思い知った。
どうやらぬらりひょん本人は関係なしに
奴良組の・・特に本家の男妖怪たちの中での
暗黙の了解としたらしい。
祝言までにリクオの純潔を奪えばその場でよくて破談。
悪くて暗殺。
どちらにしろ鴆にとって苦行なことに変わりはない。
いっそかけおちでもしようかとちらっと思ったのだが、
カラスはどこにでもいますから。と通りすがりの首無に言われた。
かくして壮絶なる婿(候補)へのいびりと忍耐の日々が始まったのである。
今夜も月はあんなに明るいのに。
牛鬼からのメールを開いたままの携帯電話を片手に
思わずため息をついた。
やっとリクオと正式に恋仲となり、
ようやくこの恋が実るのかとおもいきや。
「・・・これはないだろう、これは。」
蛇の生殺しという言葉が頭をよぎった・・
「どうかしたのか?」
「うぉわ!?」
気が付けばリクオが後ろから覆いかぶさるように首に腕を回している。
止めろとつねづね言うのだが生来のイタズラ好きもあってか
リクオはいつもこういうたわいもない登場をするのだ。
「リクオ。せめて来るなら来るって連絡ぐらいよこせよ。」
「いいなづけにいきなり来られると困ることでもあるのか?」
くすくすと笑う無邪気な笑顔が逆に今の鴆の男心をくすぐるなど夢にも思っていないのだろう。
そっと腕をひくと何の抵抗もなく腕の中へと納まった。
「珍しいな。そんな恰好で俺のところに来るなんて。」
今夜のリクオは女物の着物を着ていた。
『女』として紹介された後でもリクオは男物の着物を着た。
いわく。
動きづらいだとか窮屈だとか、出入りに差し支えるだとか。
なんやかんやと理由をつけてめったに女の恰好をしようともしない。
実のところ単に照れているだけなことにどれほどの人数が気が付いているのか。
まあ、それはさておき。
そんな理由があったりしてリクオは鴆の元を訪れるときにすら、
女の装束を着てくることはないのだが・・今夜のリクオといったら。
ごくごく薄い朱色から裾に向かって濃くなっている生地に蝶と梅の花が縫い取ってある。
それはよくリクオに似合っているが・・・?
「それがなぁ・・・」
リクオが嘆息まじりに説明したのによるとこれは牛鬼からの贈り物らしい。
夜になり、鴆のところへ行こうとしたのだが
いつものように男物の着物を着たリクオを本家の女妖怪たちに嘆かれた。
それをふりきって廊下を進むと話を聞いていたらしい牛鬼が
たとう紙に包まれた着物を持ったまましゅんとして立っていたらしい。
それはもう・・胸を打たれるとかいう前に。
「・・・思わず謝った。」
それは謝りもするだろう。
大の男が己への贈り物の着物を持って廊下に立ち尽くしていれば。
けれどなるほど。
それで梅の花の着物を着てくることになったわけだ。
妙に合点がいって思わず吹き出した。
結局、牛鬼にとってリクオはわが子同然なのだ。
「笑いすぎだ、馬鹿。」
縁側にこしかけた自分の膝の上、腕の中のリクオがぽかりとこづいてくる。
ああ、本当に。
かわいらしいにもほどがある。
返事をするかわりに鴆はリクオの頭を少し支えて顔を近づけた。
一瞬、リクオが身を固くしたのが分かるが
リクオが目を閉じたことを確認して、そっと唇を重ねた。
そっと触れて優しく唇を食んで離れる。
本家の男妖怪たちももちろん牛鬼ですら気づいていないだろう。
リクオがまだ触れるだけの口づけだけしか知らないなんて。
そもそも問題はそこだった。
リクオが男として育ったこととは別にして、
リクオは『恋』そのものがいまいちよくわかっていない。
初心と言えば聞こえがいいかもしれないが
悪く言えば箱入りすぎる娘。
お互いの恋心を告げた時に初めての口づけはかわしたが、
その後すぐになんやかんやと忙しく。
お互いの関係を深くする暇などなかった。
口づけるときには目を閉じるものなのだと教えはしたが
それ以上をしかけたことはない。
リクオがもう一段階上の関係におびえることが手に取るように分かっていたからだ。
『恋』は知らぬのに男女の関係に閨事があることだけは知っている。
それが余計にたちが悪い。
どちらにせよ、祝言をあげるまではおあずけなのだから。
ゆっくりと。教えてやればいい。
甘い甘い時間が過ぎるのが妙にくすぐったかった。
あの夜から三日後。
なぜだかリクオがつれない。
というか、なぜか自分を見つけたとたんに走って逃げる。
今は昼間。
人間でいう休日の日曜日とかいう日だ。
昨日も昼間にリクオに会いにきたがやはり、
自分を確認したとたんに走って逃げた。
「・・・なんでだよ。」
少しばかり息切れをおこしたため、壁に手をついて休む。
たしかにリクオは足が速い。
妖怪の時もそうだが人間の時も。
こと、逃げ足においてはイタズラっこ時代のなごりだ。
本家の屋敷はリクオの自宅なわけであって、
本気の速さで逃げられれば追いつけるはずもない。
「鴆さま。」
びくっ!
背後から異様な殺気とともに現れたのは首無・・に青田坊に黒田坊。
「違う。ほんとーに違う。なにもしてないんだって!」
言わんとしていることが分かるため、両手を挙げて先に弁明しておく。
でなければこの場で吊るされるか刺されるか潰されるかの三択だ。
「じゃあ、なんなんのですっ!あの若のご様子は!!」
「昨日からずっとあの感じなんだよっ!俺が知りたいわっ!!」
思わず本心が口から出た。
この際だ。背に腹は代えられない。
正直、リクオとまだまともに口づけもかわしていないなど言いたくなどないが。
説明をすること約3分。
殺意が消えた分、次は憐みの目を向けられた。
「じゃあ・・なんなんですかね。」
「それが思いつかないから困ってるんだろうが。」
正直な所。
リクオの様子がおかしいのは三日前の晩、鴆の屋敷から帰った後かららしい。
おかげで妙な勘繰りが真実味を増してしまったのだ。
屋敷に来たリクオはいつものように酒を酌み交わし、
いつものように帰っていった。
おかしなことはしていないし、
気になると言えば女物の着物を着てきたことくらい。
けれどそれにもちゃんと理由がある。
「結局、本人に直接聞くしかないでしょうねぇ。」
まず捕まえるところから始めるしかないのだが。
散々屋敷を逃げ回り、リクオは屋根の上まで逃げていた。
意外や意外。
昔から人間であるリクオが屋根に上るとは皆思わないらしく、
本気で逃げる時は大概屋根の上に梯子を伝って登るのが癖だった。
思わずこんな所まできてしまったけれども
いまさらのうのうと鴆の前に顔など出せるわけがない。
牛鬼にもらった着物を本人に見せにいった。
似合うかと問うた自分に牛鬼は何を思ったのか、
もちろん似合うと答え、少し考えたそぶりを見せてこう言ったのだ。
鴆とはどこまでの仲なのだ・・と。
真っ赤になったリクオが口づけはしたと答えたら、
そんなことをしたのかと驚かれ、
唇を寄せるだけのことにそこまで言われるのかと返すと
口づけにも色々あるのだと返され。
知ってしまったのだ。
口づけとは自分が知っているものとは到底意味合いの違うものがあるという事実を。
知ると知らぬとでは大違い。
幸い、夜の自分は感情を読まれにくい。
いつもと同じ口づけを交わしてふと思ってしまったのだ。
本当の口づけとはどれほどのものなのかと。
そこまで思い出してリクオは真っ赤になった顔を膝にうずめた。
恥ずかしいような、覚えのない初めての感情がリクオをこんな屋根の上まで追いやった。
いつだって鴆には会いたいし、いっしょにいたい。
でも。
「・・・やっぱり変だよ・・僕。」
つぶやいたリクオのほぼ真下あたり。
話声が聞こえてきた。
あの声は、鴆。
あたふたとさらに逃げようかと腰をあげかけたあたりで
鴆の声が妙に真剣なことに気が付いた。
「・・そりゃ、俺だって男なんだし。」
何の話?
軒下ぎりぎりまで下りて耳をすませてみれば。
「祝言あげるまでってのは別にしても、単にリクオを傷つけるのが嫌だから我慢してるに決まってんだろ?
リクオが意味ってのを理解するまで待つに決まってんだろうが。」
誰と話をしているのか。そんなことを考えることも忘れて。
リクオは屋根から飛び降りた。
慌てふためいた鴆が自分を受け止めてくれることも、ただ嬉しくて。
突然、屋根の上から降ってきたリクオを受け止めて
一言怒鳴ってやろうとしたら
そのまま思いきり抱きしめられた。
何が起きたのかはまったく分からないけれど。
ちょうど沈みかける夕日が自分たちの影を映した。
本家のしだれ桜が見える縁側で。
リクオはことのしだいを鴆に説明した。
それが終わるころにはとっくに自分は夜の姿で。
恥ずかしくて顔があげられない。
リクオと鴆の間にとてつもなく大きな勘違いがあることに
気が付いているのは今のところ鴆ただひとり。
自分が話していたのはリクオの純潔という、
口づけなんてものよりはるか先の話だったのだけれど。
そんなことをこの場で口にできるほど自分は場を読めない男でもない。
「リクオ。」
びくりとリクオが肩を揺らして、恐る恐る顔を上げる。
真っ赤を通り越してうっすら涙目になっているあたりが妙に愛おしくて。
「なぁリクオ。さっきの話を聞いてたんなら分かると思うけどよ。
俺はいつまでだって待ってやるつもりでいるんだ。
もう、急ぐ必要はないんだしな。けどもし、リクオがいいって言ってくれるんなら・・」
口づけてもいいか?
その一言だけは誰にも聞こえないように、
リクオにだけ伝わるようにささやいた。
潤んだ真紅の瞳は、初恋に潤んだ乙女の瞳そのもので。
その瞳を何も言わずに閉じた。
頬に手を添えて口づける。
舌で唇をなぞればそっと、少しだけ唇を開いた。
力を入れて体ごと引き寄せる。
深く口づければ息のできない苦しさからか小さく喘いだ。
んぅという小さな声すら可愛くて一度放してもう一度口づけた。
今度はもっと深く。
口腔を舌で何度もなぞれば自分の着物を握りしめている手から力が抜けた。
リクオの吐息が甘さを増して、自分も我を忘れそうになる。
「ふっ・・・ぁ。・・あ・・・」
角度を変えるたびに漏れる声が艶めいて聞こえることに気が付いてそっと体を放した。
頬に添えたままの自分の手に己の手をさらに添わせて息を乱して自分を見つめる。
潤みきった瞳からは今にも涙がこぼれそうで。
袖で涙をぬぐってやりながら怖かったかと聞けばようやくそこで自分が泣いていることに気が付いたらしい。
「・・・怖く・・ない。けど・・」
頭がぼぅとしてなにがなんだがよく分からなかった。
だから。
「・・・鴆。もう一回。」
もう。本当に。
蛇の生殺しとはよく言ったものだ。
 
後記・
はいっ!
とにかくひたすら甘甘×100!!
要約=ツッコんだら負け。
あと、一応「蛇の生殺し」ってか、ガチで殺したよね!?
というツッコみだけはありです(笑)
何気に「初恋に潤んだ~」とか
ラストあたりの描写とかは大好きなZONE-00から勝手にお借りしました。
吉祥ちゃんラヴ!!
こんな感じで・・・初夜にたどり着くのはいつになるんでしょうか・・・(泣)
 
 
 
 
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