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ぬらりひょんの孫の非公式ファンサイトです。 基本、鴆×夜若の小説ブログになります。 管理人・蜂蜜林檎のつれづれなるままに、 萌えをぶつけていくだけのブログです。 ・鴆×夜若、大プッシュ☆ ・鴆は攻めだぁー! ・夜若は受けだぁー! ・全てのことよ、ドンと来い! な方のみ、ご覧ください。 非難・中傷・荒らし、おことわりです。

   
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後日談、2(と書いてあえてツーと読んでください。)
はいなー!!
いやー、やはり花魁ものはよいですな。
今日、ブッ○オフで男娼物のBL本GET!
やっぱり・・こーしっとりとしてるというか・・
綺麗な感じというか。

ど ツ ボ で す 。

ぬらりひょんの孫の綺麗さ具合と合う気がします。
和物は良い!!
もっとリクオ様に色々綺麗な着物を着せたいな~。
せっかく男花魁だったのにあんまりそこんとこ追求しなかったので・・・
いつか、そこんとこリベンジしたいです!!!
まぁ、そんなこんなの後日談、第二弾!!
リクオ様が精気を吸う妖怪である設定での
下ネタ話。(笑)
ちなみに、
MY設定として、精気って言うのは相手の生命エネルギーに近い感じなので
Hの相手が男でなくても大丈夫な気がしてます。
じゃないとパパとじじい様が浮気しちゃう・・・
女の子相手でもモウマンタイかと・・・
手を握ったりするだけでもちょっとはお腹がふくれます。
普通にゴハン食べる手もありますが、その分燃費が悪いです。
(なのでリクオ様は基本、ゴハン食べない。 満たされてるから 笑)
そんな感じです。
MY設定多いな・・・
まぁ、パロディとはそんなものでしょうか??
初めてなのでよく分からんですが、
とりあえず第二弾です。
妄想話、モウマンタイ!!
な方は続きを読むからどうぞ~♪

リクオ・男娼パロ
「白い椿 後日 2」

ふとやわらかい風が吹く。

リクオが鴆の屋敷に来てからずいぶんたった。
もう、季節も移り変わろうとしている。
鴆の屋敷に慣れることや家族のこと。
あらゆることがリクオの身に起きたが、
それもひと段落し、今は穏やかな日を過ごしている・・・
のだが。
穏やか過ぎることがリクオには問題だった。

季節の変わり目に体調を崩すのは人間だけではなく。
妖怪も体調が変化する、微妙な時期だ。
よって診療所である薬鴆堂はいつになく忙しい。
もちろん、薬師であり医者である鴆はもっと忙しい。
それはリクオにとって大問題だった。
リクオは精気を吸って生きる糧とする。
鴆は妖怪なだけあってこれまで相手にしてきた人間たちのように
一晩リクオの相手をしただけでへたってしまったりしない。
だが、鴆の精気をもらおうにも相手が疲れていると思えば
これ以上負担になりたくないとも思うし。
とどのつまり、閨の数が減っていた。

これまでなら適当な相手を探して腹を満たしていただろう。
でも今は鴆以外に肌を許す気はない。
けれど・・・
「物足りねぇなぁ・・・。」
リクオは思わず大きくため息をついた。
労いの口付けや戯れのような抱擁はある。
それで少しは腹の足しになってはいるが、
到底満足できるものではない。
リクオは庭で花の咲いた薬草を手に考え込んでいた。
先ほど調剤室に顔を出した際、鴆につんできてくれないかと頼まれた物だ。
リクオも最近になって少しずつどれが薬草なのか、そうでないのか位は分かってきた。
だから、鴆もこうやって薬草をリクオに頼むことがある。
早く持っていかなければ。
リクオがまたひとつ、ため息をついた時。
「リクオ様。」
蛙の番頭が庭に下りてきた。
「リクオ様、鴆様が薬草はまだかと呼んでおります。」
「ああ。今行く。」
ふわりと笑ったリクオは憂いを含んでいて・・・
その色っぽさに思わず蛙は息を呑んだのだった。

「鴆。」
薬草を手にリクオが診察室にやってきた。
先ほどまでは調剤室にいたのだが次の患者が来たためこちらに移ったのだ。
リクオの手には頼んだ薬草が抱えられている。
「わりいな、リクオ。助かった。」
別にかまわない。
リクオはそういうがその顔が少し疲れているように見える。
「リクオ?どうかしたか?なんか顔色が悪いみたいだが。」
「別に。何もねぇよ。」
もう部屋に戻るといってリクオは下がっていった。
どうしたのだろうか?
思いつかないまま鴆は診察に戻っていった。

昼になり、診察もひと段落したところで
鴆は昼食をとろうと居間へ向かった。
が。
そこで珍しい光景を目にする。
リクオが食事を取っている。
ひょっとしたら初めて見るかもしれない。
「・・・リクオ。」
「鴆。」
こちらに気がついたリクオが箸をおいて振り向いた。
「珍しいな。お前が飯食ってるなんて。」
たまにはな。
そういってリクオはまた昼食に箸をつけだした。

「ごちそうさま。」
リクオが先に食べ終わり、居間を後にしようとする。
しかし立ち上がった瞬間、
リクオの身体が大きく傾いだ。
「リクオっ!!」
慌てて抱きとめるがリクオに意識はない。
リクオを抱えたまま蛙を呼んで床をを整えさせる。
横にならせたが起きる気配はない。
顔色は悪いまま・・いつもは血色の良い唇もうっすら色を変えている。
熱はない。
脈や鼓動を確かめたが大きくおかしい点はない。
あえておかしいといえば・・この症状は・・
「貧血?」
思わず鴆は頭をかしげた。
何か大きな怪我をした風でもない。
あえていうなら・・そう。
栄養失調で貧血を起こしたような。
そこまで考えた時にひとつの可能性に気がついた。
「鴆さま。水を持ってきました。」
蛙の番頭がぺたぺた足音をさせながら桶に汲んだ水を持ってきた。
「なぁ・・蛙。」
なんですかな?
蛙が首を傾げる。
「リクオに変わったところはなかったか?」
ふむと蛙は少し考えて先ほどのリクオを思い出した。
憂いを秘めた、あの笑顔を。
そのことを鴆に話すと主はそのまま頭を抱えてしまった。
「・・・ったく。俺も鈍感だな、おい。」
なんのことかは分からないが、リクオが倒れたことと関係あるらしい。
あえて追求はせず、蛙はそのまま診察室へと戻った。

「・・・ん・・?」
リクオがまぶたをかすかに震わせて、目を覚ました。
何度か瞬きをしてようやくここが鴆の部屋だと理解したらしい。
「・・リクオ。大丈夫か?」
心配そうに鴆が自分を覗き込んでいる。
どうしたのだろうか?
聞けば、昼食の後倒れたのだと言われた。
「そうか・・悪い、鴆。もう大丈夫だか・・っ!?」
いきなり唇をふさがれた。
驚いて一瞬暴れようとするが力強く抱きしめられて力が抜ける。
何度も角度を変えて貪られ、息が上がった頃にようやく放された。
「・・・鴆?」
「ったく・・おまえなぁ。腹が空いたんならそう言えよ。」
倒れるまで我慢しないでくれ。
鴆がリクオの首筋に顔を埋めてつぶやいた。
思わずリクオの顔が真っ赤になる。
「・・だって・・最近鴆、忙しそうだったじゃねぇか。」
そんな時に抱いてくれなどと言えるはずがない。
だが。
「リクオ。俺は仕事なんかよりお前の方が大事だ。」
鴆の緑の目がまっすぐに自分を見る。
そらせなかった。
「お前が俺のためを思ってくれたのは嬉しいし、感謝もする。
でもなリクオ、俺の一番はいつだってリクオなんだ。
遠慮なんて・・しないでくれよ。」
そういって鴆はまたリクオに口付けた。
さっきとは違う、気遣うような優しい口付け。
これだけで心はこんなに満たされるのに。

それでは足りない自分は贅沢だろうか?

「鴆っ・・・ぜん・・もっと!・・ああっ!・・・」
もう何度目になるだろう。
今夜は手加減してやらないといつもより激しく求められた。
嬉しい。
嬉しくて涙がこぼれた。
鴆の熱、鴆の香りを全身で感じられて。
「あっ・・ああっ!・・ん・・好き・・っ!」
飢えていた。
自分で思った以上に、鴆に飢えていた。
「ああっ・・もうっ・・イくっ!!・・・鴆っ・・あぁー!」
何度目か分からない絶頂を迎えて、リクオの身体が弛緩する。
でも・・
「・・鴆。足りねぇ・・鴆。」
自分を呼ぶ、甘い声。
そうやって呼ばれるのは久しぶりだ。
自分だって、リクオに飢えていたのだ。
こうやって・・触れたかった。
「リクオ・・リクオ・・愛してる。・・リクオ。」
もっと呼んで。
もっと触れて。
もっと鴆を感じたい。
もっとリクオを感じたい。
箍がはずれたように、二人は朝になるまで抱き合った。

身体がだるくて起き上がれない。
でも、腹も心も満たされた。
「・・リクオ。」
隣で眠っていた鴆が目を覚ました。
「・・おはよう・・鴆。」
「おはよう、リクオ。」
もう身体は平気か?
いきなり聞かれて、思わず顔が赤くなる。
「・・・おう。もう、平気だ。」
自分はこんなだったろうか?
『食事』をした後でこんな甘い気分に浸ったりなどしただろうか。
それもこれも全部・・
「鴆。」
「ん?」
「好きだよ。」
鴆のことが好きだからだ。
心の底から、鴆が好きだ。
照れくさくてなかなか面と向かっては言えないし、
こんな気持ちは初めてだからどう伝えていいか分からないけれど。
せめて言葉にしようと思う。
そう思って好きだと言ったら、
鴆は嬉しそうに笑って自分に口付けてくれた。
俺もだ・・と言って。

 


 

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