ぬらりひょんの孫の非公式ファンサイトです。 基本、鴆×夜若の小説ブログになります。 管理人・蜂蜜林檎のつれづれなるままに、 萌えをぶつけていくだけのブログです。 ・鴆×夜若、大プッシュ☆ ・鴆は攻めだぁー! ・夜若は受けだぁー! ・全てのことよ、ドンと来い! な方のみ、ご覧ください。 非難・中傷・荒らし、おことわりです。
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誕生日おめどうございまーす!!
というわけで、
鴆さん、誕生日小説をアップしたいと思います。
夜中のテンションで書いてるので
文章変ですが気にしな~い気にしない☆
では、続きを読むからドーゾ!!
贈り物。
「恋人に着物送るってのは、
それを脱がすってコトなんだぜ?」
鴆の誕生日。
リクオはたとう紙に包まれた、浴衣を薬鴆堂に持ってきた。
いわく、着物は持っているだろうが
浴衣は寝巻き以外でもってないんじゃないだろうか。
だったら浴衣をプレゼントにしよう。
そう思ったのだ。
濃い紫の浴衣は鴆に似合うと思った。
奴良組に出入りしている呉服屋に頼んだものが
つい先ほど届き、
間に合ったとほっとしてすぐに蛇ニョロに飛び乗った。
「・・・なに言ってんだか。」
そっぽを向いたリクオの頬にはほんのり朱がさしている。
そんなリクオを後ろから抱きすくめながら
リクオの耳にわざと低い声を響かせる。
「ほんとだって。こんな可愛いお誘いをしてもらえるなんて思わなかったな。」
「だから、そんな意味があるなんて知らなかっ・・・んっ・・。」
なんとかしらをきろうとするリクオの唇を自分を唇でふさぐ。
極上の酒のように脳髄が甘く甘くしびれる。
「今夜は寝かせねぇからな?」
ことさら甘くささやけば、
好きにしろ。と真っ赤な顔でリクオが言った。
「・・・夏祭り。」
「ん?」
「夏祭りに誘おうとしたんだ。」
二人の熱が引いて、もう半分まどろみの中にいるリクオが、
思い出したように話だした。
もうすぐ、奴良組のシマで夏祭りが行われる。
もちろん、総大将であるリクオは見周りがてらいくつもりだった。
その話がどういうわけか雪女の耳にはいり、
そしてまわりまわって母の耳に入った。
せっかくなのだから浴衣を着ていけ。
そんなことを言って、うきうきと浴衣を仕立て始めたのだから仕方ない。
どうせ夏祭りに行くのだから一人じゃなくて誰かと・・・
そう考えたら、頭に浮かぶのは鴆しかいなかった。
ここまで話して、リクオは真っ赤になって
鴆の胸に顔を埋めてしまった。
その姿が、たまらなくいとしくて。
「ありがとうな。行こうな・・夏祭り。
お前と二人で行けるなんて嬉しいぜ。」
「そんときは・・浴衣、着てこいよ?」
「もちろんだ。」
そういって鴆はリクオに触れるだけのキスをした。
後日、夏祭りの当日に顔をあわせた二人が、
おそろいの浴衣に顔を赤くするのはまた別のお話。