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ぬらりひょんの孫の非公式ファンサイトです。 基本、鴆×夜若の小説ブログになります。 管理人・蜂蜜林檎のつれづれなるままに、 萌えをぶつけていくだけのブログです。 ・鴆×夜若、大プッシュ☆ ・鴆は攻めだぁー! ・夜若は受けだぁー! ・全てのことよ、ドンと来い! な方のみ、ご覧ください。 非難・中傷・荒らし、おことわりです。

   
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三寒四温になってきましたねぇ~。
え~、春一番がふいたとのことで、
春らしいお話をUPしたいと思います。
嘘です。こじつけです。
なんかカッコつけたかっただけです。
またもや、一晩クオリティですが、
ひたすらかわゆいリクオ様を書きたかっただけなのです。
ではでは、
春の陽気がつねに頭にきている蜂蜜を許せる方。
続きを読む。からどうぞ!!

恋の香り。

 

ほのかに香る甘い香り。
今日、鴆のところに一人の客が来た。
その客はなじみの客で、
鴆の顔色が最近すこぶるいい。よい人でもできたのか。
と言ってきた。
そういわれた鴆が春の陽気も近いせいか、否定もしなかった。
するとおもしろげに笑ったその客は懐を探って、
ちいさな包みを鴆に手渡した。
中身は小さな香が2つ。
その香は珍しいものなのだと客は胸を張った。
いわく、その香は恋人同士が使うとその香りと同じように
甘い雰囲気になるのだという。
媚薬というわけではない。
変わっているのは、お互いの恋愛感情に反応するというところ。
お互いに好きあっていなければただの香に過ぎないが、
好きあった二人がその香を嗅げば、甘い空気が二人を包むそうだ。
当たるも八卦、当たらぬも八卦。
ちょっとしたおまじないのようなものだ。
あんまりにも面白げに話すものだから、つい試してみたくなった。
今夜はリクオが薬鴆堂に来る。
香を焚き染めれば、
鴆の自室に甘い香りが立ち込める。
花の蜜のような、桜の花のようなほのかに甘い香りで部屋が満たされる。
なんとなく浮き足立った気分でリクオを待っていると、
覚えのある気配が庭に降り立った。

「リクオ。」
障子をあけると一升瓶を抱えたリクオが部屋へとあがってきた。
鼻が少し赤くなっている。
頬を手のひらで包めばほっと息を吐いた。
蛇ニョロでここまできたが上空はまだ寒い。
部屋の中で座布団に座ったあたりで、
リクオがおや?という顔をした。
「鴆。なんだ?この香り・・あまったるい・・香か?」
「ああ、今日客に貰ったんだ。いい香りだろう?」
内心、ぎくりとしながら鴆が返事をする。
リクオもふーんと言うだけで怪しんではいないようだ。

いつものように酒宴が始まった。
今日はリクオも持ってきたマタタビ酒を
ほしつ、ほされつ。
何度かそれを繰り返して気分も良くなってきたころ、
コテンとリクオが鴆の肩によりかかってきた。
「どうした、リクオ?眠いなら・・・」
「鴆。」
よりそったままでリクオがそっと目を閉じて鴆のほうを向いている。
まさか。
これは・・これが・・!!?
ありえない。
あの初心なリクオが口吸いをねだるなんて!!!
まさか。本当に香の効果か!?
動揺を隠し切れない鴆なのだが、こんな好機は二度とない。
リクオのうなじに手を添えて、そっと口付けた。
一度目は触れるだけ。
二度目は触れるだけでは足りなくなった。
リクオも鴆の首に腕を回して、さらに深い口付けを強請ってくる。
しまいに二人で床に転がった。
甘い香りは頭の奥を痺れさすようだった。

まだ、二人の呼吸も鼓動も荒いまま。
熱を分かち合って、愛し合って。
お互いの気持ちを確かめ合って。
とぎれとぎれの呼吸の合間に口付けを交わしていた。
「・・・鴆。」
「んー?」
「もう・・一回。」
口付けの途切れた瞬間のリクオの甘い睦言。
はじめてのリクオからのお誘いに、
鴆が大喜びしたのは言うまでもない。

後日、鴆から香のことをリクオが教えられる機会があったのだが
頬を赤らめ、おもわず無言になってしまったんだとか。


後記・ひたすらリクオ様のキス待ちが書きたかった。
イラストが描けたら、絶対書いてたと思う!!
あと、リクオ様にもう一回って言わせたかった。(笑)


 

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