ぬらりひょんの孫の非公式ファンサイトです。 基本、鴆×夜若の小説ブログになります。 管理人・蜂蜜林檎のつれづれなるままに、 萌えをぶつけていくだけのブログです。 ・鴆×夜若、大プッシュ☆ ・鴆は攻めだぁー! ・夜若は受けだぁー! ・全てのことよ、ドンと来い! な方のみ、ご覧ください。 非難・中傷・荒らし、おことわりです。
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勢いで書き上げました!!
リクオ様に綺麗な着物を着せたい!!
愛でたい!!てか可愛いぃぃーー!!
とゆー萌えが爆発した結果。(とゆーか暴発。)
今回のお話の上での
陰間茶屋トリビア~♪(うろ覚え)
昔のお武家さんたち(とか色々。)には小姓さんがいるのが当たり前。
宴や偉い席などでは自分はこんな可愛い子を小姓にしてるんだぜ!?と
陰間茶屋に美少年を借りにいくことがあったそうです。
それもあって陰間茶屋、大繁盛。・・と。
マジな話ですよ。
今回はそれがちょこっと元になってます。
とにかく、
イタズラしてドヤ顔、リクオ様、萌えぇぇーー!!
とだけ叫ばしてください。(笑)
この叫びの意味が知りたい方は続きを読むから、どうぞ~♪
リクオ・男娼パロ
「白い椿・後日 3」
鴆がリクオのところへ通っていた頃、
一度だけ着飾ったリクオが出迎えてくれたことがあった。
幾重にも着物を重ね、
桜の刺繍の入った赤い着物を一番外側に。
一番中には紅梅の襦袢を。
金糸の帯を身体の前で結んだ姿は目を奪われる物だった。
自分を出迎えるために着てくれたのか?と問えば、
「今日は店の連中、ほとんどがこんな格好させられてるぜ。」
店の馴染みの客が自分の屋敷で宴を開くことになった。
そこに店の者たちが借り出されたという。
もちろん、リクオも例外ではなく。
宴の席に恥じぬようにと着飾るように言われたらしい。
リクオはその姿のまま、鴆に酒を注いでいた。
リクオが身動きするたびにチリンと音がする。
見れば帯止めに小さな鈴がついていた。
女の装束だと言うのに女のように見えるわけではなく、
ただリクオの婀娜めいた美しさを引き立てた。
酒を注ぐ手を止めさせてそっと腕を引くと
おとなしく腕の中に納まった。
引き倒して見下ろせば、そこには美しい男花魁の姿。
鴆は思わず唇を舐めた。
「ふっ・・ぁん・・・あっ・・・」
帯も解かずに組み敷いた。
着飾ったリクオを堪能したくて
襟元だけをはだけた。
胸元に手を差し入れ口付ければ甘い声が響いた。
「なんか・・遊女みたいだな・・。」
思わず鴆がそういえば、
リクオは誘う目で笑って
「似たようなものだろ?」
そう言った。
冗談で言っている気もするがその目が少し寂しげに写る。
鴆は黙ってリクオの首筋に赤い痕を残した。
「あっ!・・あっ・・あっ・・!」
はだけた裾から白い足が見え隠れする。
その足を抱えてリクオの身体を揺さぶった。
チリンチリンと腰使いにあわせて鈴の音が部屋に響く。
「リクオ・・・!」
「ああっ・・あんっ・・ぜんっ!・・ふ・・ぁ・・・」
右足を折り曲げて奥まで突こうと腰を進めれば
たまらないと言った声が響いた。
着物と帯の海に溺れる様にリクオが揺れている。
誘う赤い襦袢が尾ひれのようにひるがえった。
「ああっ!・・もう・・ダメっ・・鴆っ!・・イイっ・・」
ぐちゃぐちゃと水音がする、それすら意識の外だった。
「ぁああっ・・鴆っ・・ぜん・・!!」
「・・・ん・・ぜん・・鴆。」
軽く身体をゆすられて目が覚めた。
「・・・リクオ?」
「おはよう・・鴆。夢見てたのか?」
目を凝らせばリクオの向こうに自分の部屋の天井が見えた。
夢?そうか・・。
「ああ。お前の夢見てた。
夢でお前に呼ばれたから・・どっちか分かんなかったよ。」
「俺の夢見てたって?」
リクオがクスクス笑う。
朝の光と・・その笑顔がまぶしかった。
「どんな夢だった?」
「お前が一度花魁の着物着てくれただろ。あん時のだよ。」
リクオは少し考えて、ああ。と思いついたようだ。
「そういや。一度お前に見せたことあったっけ。
なんだ?気に入ってたのか、あの格好。」
綺麗だった。そう言って鴆はリクオに口付けた。
昼ごろになってリクオが庭に出てみれば
女者の着物が干してあった。
近くにいた鳥の妖怪に聞けば蔵にしまってあったものだと言う。
誰のものかは分からないが手入れをしないと痛んでしまうからと
虫干ししてみたんだとか。
「ふぅん・・。」
返事を返しながら、リクオは今朝のことを思い出していた。
夕食を食べ終わったら部屋に来てくれ。
リクオから言伝をもらった蛙が部屋にそれを伝えに来た。
なんだろうか?
夕方見かけたときにはずいぶん機嫌がよさそうだったが・・・
夕食を終え、なんとなくそわそわした気分で部屋に向かう。
「リクオ・・入るぞ・・」
障子を開けたとたん絶句した。
そこには艶やかな着物を着たリクオが立っていた。
夢で見たあの時よりは控えめだが
それでも煌びやかな女物の着物がリクオによく似合っていた。
「・・・鴆、驚いたか?」
イタズラ、成功。
目を丸くして自分を見つめる鴆にリクオが笑いかける。
リクオは女物の着物を調達した経緯を明かしてみせた。
なるほど、たしかに家の蔵で昔みかけたような気がする。
「たぶん、お袋か祖母の着物だな。嫁入り衣装かなんかだろ。
・・・でもまぁ・・よく似合ってるよ。」
男に女物の着物が似合っていると言うのは変な話だが
それを実行したのはリクオだ。
思わず笑うとリクオも嬉しそうに笑った。
「勝手に借りちまったけど・・よかったか?」
「かまわねぇよ。こんなことなら大歓迎だ。」
夢で見たときのように白い腕をひく。
リクオは夢のとおりに腕の中に納まってくれた。
そっと口付けて・・頭の後ろに手を回して口付けを深くする。
「・・着物・・汚れるだろ・・・。」
リクオがほんのり頬染めて言うから。
「・・脱げばいいだろ。脱がしてやるよ・・・。」
菫色の帯を解けば緋色の襦袢が目に入った。
その視線にリクオが気がついたらしく、
「これは自分で持ってきたやつ。荷物の中に入ってた。」
茶屋から足抜けさせた際、リクオの荷物をいくらか運んでは来たのだが。
どうやらその中に混じっていたらしい。
「・・色っぽくて、俺好みだぜ。リクオ。」
「ああ・・ん・・んん・・ふ・・鴆・・」
夢の時と同じようにリクオを抱こうと思った。
襟元だけをはだけて肌を吸う。
「鴆・・・ん・・あ・・」
胸の尖りを見つけて口の中で転がせば
リクオが可愛らしく身をよじった。
「リクオ・・綺麗だよ。」
はだけた足を撫でながらそう言えば、
リクオは小さく・・馬鹿。と言った。
「ああっ・・鴆っ!・・イイ・・そこっ・・」
揺さぶればその度、リクオは可愛らしい声で鳴いた。
あの時の鈴の音のようだ。
「もっと!・・ぜんっ・・・んん・・ぁあ・・あんっ!」
打ち付けながら唇を奪った。
苦しげにするけれど嫌がるそぶりはない。
むしろ喜んでいるようだ。悦んでいると言ってもいい。
「ああっ!・・もう・・ダメっ・・鴆っ!・・イイっ・・」
夢で聞いたような声だ。
その後は・・何度も自分を呼んでくれた。
「鴆っ!・・ぜん!・・好き・・鴆っ・・もぉ・・!」
自分を呼ぶリクオの甘い声を聞きながら、
リクオの腹の中を犯した。
腹の中を自分のもので満たされる感触に
リクオは自分を抱きしめながら果てた。
鴆はずっとリクオの寝顔を眺めていた。
リクオの眠る向こうには着乱れた赤い襦袢が落ちている。
せっかくなのだからこれからもリクオに赤い襦袢を着せてみようか・・
女物の着物も。
とても似合っていたし、なんだか自分が
リクオを囲っているような倒錯めいた気分にもなれた。
そんなことを言えば怒るだろうか?
いや・・・リクオのことだから・・
「笑うんだろうな・・。」
そうささやいて、鴆は目を閉じた。
今夜はどんな夢を見るだろうか・・そんなことを、考えながら。