ぬらりひょんの孫の非公式ファンサイトです。 基本、鴆×夜若の小説ブログになります。 管理人・蜂蜜林檎のつれづれなるままに、 萌えをぶつけていくだけのブログです。 ・鴆×夜若、大プッシュ☆ ・鴆は攻めだぁー! ・夜若は受けだぁー! ・全てのことよ、ドンと来い! な方のみ、ご覧ください。 非難・中傷・荒らし、おことわりです。
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鴆さんハピバ!!
(前日)
一応何かせねば!!
と急ごしらえな小説UP。
以前の旅行ネタの後日談です。
リクオ様に歌わせたい!
とゆー欲望からですが。
リクオ様音楽ネタは前からやりたかったので!!
まぁ!いっかーーー!!
(すてばち)
リクオ様jは歌がお上手だと自分的に思うので。
てか音楽センスがある方だと思うので!!
そこはゆずれない!!
ではでは!いちゃ度MAXな
鴆夜おけな方は続きを読むからどーぞ!!
リクオ男娼パロ
白い椿・音楽ネタ
~夜桜の下で
夜遊びしゃんせ。
リクオのよく通った声が屋敷に響く。
鴆と旅行に行って以来。
リクオの機嫌はすこぶるよい。
どれだけ鴆のそばにいようと離れがたいらしく、
今も鴆に頼まれた薬草の虫干しをしている。
~月夜の晩の乱れる椿
夜遊びしゃんせ。
縁側に薬草の葉を丁寧に
一枚一枚、並べていく。
その間もくちずさむ歌が途切れることはない。
「リクオ。」
「鴆。」
診察室の戸を開けて鴆が顔を出す。
それを嬉しそうな顔で出迎えるリクオだ。
「リクオ、少し一息いれねぇか。
患者に茶菓子をもらったんだ。」
「おう!」
元気よく返事をして鴆と自然に手をつなぎながら居間へと向かう。
居間につくと鴆とリクオの分の茶と
茶菓子に金平糖が用意されていた。
リクオは甘いものが大好きだ。
うれしそうにもぐもぐとほおばっている。
それを微笑ましく思いながら
ふと気になった。
「リクオ。さっき歌ってた曲はなんだったんだ?」
「曲?ああ、あれな。」
リクオは一口茶をすすり、続けた。
「昔、どっかの店の女が歌ってたんだ。」
見世物小屋だったかもしれないとリクオは続けた。
「妙に耳に残っちまってな・・うるさかったか?」
「とんでもねぇ。綺麗な歌だったぜ。」
リクオの台詞に頭を振って否定し、
鴆はリクオの頭をくしゃっと撫でた。
「綺麗とか・・そんなんじゃ・・」
自分の頭を撫でる鴆の大きな手をくすぐったく思いながら、
リクオはその手を振り切るそぶりを見せない。
「綺麗だったよ。お前、声がよく通ってるもんな。」
鈴を転がしたような声とはよく言ったものだと鴆が言う。
「さて。仕事に戻るかね。」
「ああ。」
ちょっと名残惜しいがリクオも居間を出る鴆に続く。
そして診察室に戻る鴆に小さく口付けて自分も薬草の管理に戻った。
目に毒・・とはこういうことだろうか。
屋敷の妖怪たちはリクオと鴆の仲を知っている。
もちろんその深さも。
だが、ここ数日の仲むつまじさときたら目に余る。
鴆はリクオをそばから離すのが嫌で小さな頼みごとなどをリクオにするし、
リクオもそれに否どころか自分からなにかすることはないかと聞きに来る始末だ。
その話が本家のぬらりひょんと鯉伴の耳に入った。
性格にはその目に毒な日々を本家に行った蛙がうっかり口を滑らしてしまったのだが。
そんなこととは露知らず、
リクオは歌をくちずさみながら診察室の前にいた。
鴆もそんなリクオを見ていたいからか診察室の扉は開いたままだ。
そこに・・・
『リ~ク~オっ♪』
二人の総大将がすばらしいくらいの笑顔でやってきた。
「親父・・じじい・・・!!どーしたんだよ、急に。」
「いや、なに。」
「どこぞのお二人さんが仲むつまじいって聞いてな、見に来たんだよ♪」
「はあー?」
「リクオ?どうし・・総大将!?二代目!?」
部屋から出てきた鴆も少し面食らう。
なぜ本家の二人がここに?
「お前んとこのがこぼしていったぜ?
うちのリクオと誰かさんが最近あんまりにも仲がよくて目も当てられねぇってな。」
「なっ・・!」
たしかにそばから離れることもせず、昼も夜も一緒だけれど。
周りにそんな風に思われているとは思っていなかったリクオだ。
けれどどうやら鴆は違うらしい。
「仲がよくて悪いことなんてないでしょう。
俺とリクオのことは屋敷の連中ならよく知ってることです。」
開き直る鴆に少しあっけにとられたのはぬらりひょんと鯉伴だ。
もう少しからかえると思ったのだが、そんなことも耳に入らぬほど溺れているらしい。
恋は盲目とは言ったものだ。
「まぁ、自覚しておるならよいわ。
くれぐれも自分の成すことをおろそかにせんことじゃな。」
これ以上言っても無駄だとぬらりひょんが肩をすくめる。
そんなわけで今日も今日とてリクオの歌声は
屋敷に響き、屋敷の妖怪たちも開き直ることにしたんだそうな。