ぬらりひょんの孫の非公式ファンサイトです。 基本、鴆×夜若の小説ブログになります。 管理人・蜂蜜林檎のつれづれなるままに、 萌えをぶつけていくだけのブログです。 ・鴆×夜若、大プッシュ☆ ・鴆は攻めだぁー! ・夜若は受けだぁー! ・全てのことよ、ドンと来い! な方のみ、ご覧ください。 非難・中傷・荒らし、おことわりです。
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蜂蜜です!!
今回はKょうこさまの椿フェアに参加させていただきました!!
正直、どきどきです!!!
タイトルも白い椿ですし、ぜひと参加させていただいたのですが・・・・
なんか今回はしっとり系ですよ~。意外に。
Kょうこさま>椿フェアとはこれでよかったでしょうか??
まぁ中身には読んでのお楽しみとゆーことで(笑)
では、白い椿・椿フェアが気になる方は
続きを読むからどーぞ!!
リクオ男娼パロ
白い椿・椿フェア
「恋椿」
恋椿の話を知ってるかい?
一年中咲いてるその椿は妖でね、
その椿を思い人に送ると
恋がずっと続くんだそうだよ。
鴆はその花を見つめながら、
ずっと昔に聞いたその話を思い出していた。
薬草を積みに入った、いつもより少し離れた山は
珍しい薬草の宝庫でついつい奥の方まで足を踏み入れていた。
そんな山奥にぽつんと白い椿が生えていた。
花をいくつか咲かせ、一際山の中でも目立っている。
こんな季節に椿が咲いているなど珍しい。
恋椿の話を思い出したこともあり、
鴆はその椿を一枝もらって帰ることにした。
「・・・椿?」
部屋の一輪挿しにいけてある椿を見て
リクオが不思議そうに首をかしげた。
「ああ、それな。珍しいだろ。今日行った山に生えてたんだ。」
「へー。綺麗だな。」
障子を開け放した部屋での晩酌。
リクオが注いで鴆がそれを飲む。
またはその逆を何度か続けているときにリクオがふと
飾ってある椿に気がついたのだ。
「リクオは恋椿の話って知ってるか?」
知らないとリクオがふる。
まあ、これまで妖怪にふれずに生きてきたのだ。
当たり前か。
そう思い、昔聞いた恋椿の話をリクオに聞かせてやった。
「鴆はその話、信じてるのか?」
リクオがくすくす笑いながら問う。
まあそうだろう、おとぎ話を信じるようなものだ。
「信じてるかどうかってぇより、お前にこの花を見せたかったんだよ。」
傍らに座るリクオをそっと抱き寄せて口付けた。
閨に誘えば何もいわずに腕の中に納まった。
夜具に押し倒して唇を吸う。
「んっ・・んん・・・ぜっ・・」
鴆の首に腕を回して深い口付けをねだるしぐさは壮絶に色っぽい。
鴆はせきたてられるままにリクオの帯を解いた。
「んぁっ・・・あっ・・鴆っ・・ああっ・・あん・・」
リクオの両足を抱えて強く揺さぶってやればたまらないと声が漏れる。
リクオの嬌声と椿の甘い香りが交じり合う。
気のせいか椿の香りがましてきているような気がする。
「鴆っ・・なか・・あっ・・ああん・・もっとっ・・・」
リクオが鴆の腰に足を絡めてもっと深い繋がりをねだる。
「・・っ・・・リクオ・・お前の中いつもより熱いな。」
もって行かれそうだと鴆は歯を食いしばりながらリクオの奥を穿った。
快楽の涙を流しながらもっともっととリクオが鴆を誘う。
濡れた赤い瞳は鴆の欲を掻き立てるようだった。
「ふっあ・・ぜんっ・・ああんっ・・・ああっ・・あっ・・!」
せかされるままに鴆がリクオの奥を満たせば
リクオもそれにつられるように己の腹を白濁で汚した。
乱れる息もそのままにリクオが鴆に口付けてくる。
「なぁ・・鴆?」
「んー?」
「白い椿の意味・・・知ってるか。」
リクオがもう一度鴆に口付けた・・・今度は笑って。
「完璧な美しさって意味なんだぜ?完璧な情愛って意味でもあるって聞いたことある。」
それを俺に送ってくれるのか?
なんて言ってくるから。
離れた身体を鴆はもう一度引き寄せた。
リクオはその腕にもう一度だけ笑ってみせた。
朝になると不思議なことに椿は綺麗に散っていた。
一晩で散るとは思っていなかったがもしもこれが恋椿なら、
本当に願いをかなえてくれたのか。
リクオがずっとそばにいてくれるようにと、
鴆が自分を離さないでいてくれるようにと。
恋椿はふたりの思いをかなえてくれたのだろうか?
お互い気持ちを話さないまま、
鴆とリクオは散った椿をしばらくの間眺めていたのだった。